ふんどしランジェリー開発ストーリー
【略歴】
2013年10月 ふんどしぱんつを自作して履き始める
2014年 2月 イベント販売用ふんどしぱんつの依頼を受け”ふんぱん♡”誕生
2014年 3月 要望を受け、”Je marche librement ジェマーシュリブレモン"として、インターネットで販売開始
2014年 7月 季節限定での草木染めの商品、地元兵庫県西脇の特産である「 播州織のオーガニックコットン」の取り扱いも始める
2015年 6月 米国で試験的に販売を開始
2015年 7月 ”ふんぱん”から"librement リブレモン” に商品名を変更
2015年 11月神戸市より神戸ブランドとして「神戸セレクション」に選定される
2016年 シルク商品の取り扱いを開始
2016年 7月 法人化 株式会社Je marche librement へ
2016年 12月 経済産業省 「LED関西」ファイナリストに選出
2017年11月 サイバーエージェント主催 クラウドファンディング Makuake にて 開始26分で100%達成し、40日間で756%を達成させる
下着難民だった産後
息子を出産後、市販の下着のMサイズじゃ小さいけどLサイズじゃぶかぶか〜な中途半端サイズのお尻に進化した私は、普通の下着だと食い込みが気になって履き心地も悪いし、タイトスカートやパンツスタイルにも響くし、どうにかならんのか...と思っていた時に、ゴムの入っていない” シームレスショーツ”なるものを見つける。「これだー!」と履き始めるが、しばらく経つとなぜかお尻がカサカサザラザラに。
しかも、”シームレスショーツ”は水着の生地のような化繊の素材を、ボンドで張り付けたようなつくりなので、アンダーヘアに静電気が発生して、下着に張り付き毛根が痛くなるという事態に...
(長時間きつく髪を結んでいて、ほどいた時のような痛みです。髪の長い女性ならわかるかも)
後にお尻のザラザラは、化繊による乾燥が原因だと知る。
ふんどしぱんつとの出会い
そんな時に友人から偶然、
「ゆきちゃん大学でファッション専攻だったよね? ふんどしぱんつ作りたいから教えて」と言われ、
「ふんどしぱんつ?なんじゃそりゃ」と調べたら、想像以上にダサいものだったのですが、
当時の私は、とにかく早く下着難民から脱出したかったので、作って履いてみることに。
履いてみるとびっくり!ふんどしという形状なのでどこも締め付けず、素材も赤ちゃんの肌着に使うダブルガーゼを使用したので 肌触りも良く、見た目以外は意外にも快適なものでした。
身体の変化
ふんどしぱんつを毎日履き始めて1か月が経ったころ、悩みの種だったお尻のザラザラが消え、カサカサだった肌質も、プルプルとつきたてのお餅のような手触りに。 ソケイ部の黒ずみも無くなり、嬉しくなって、毎日お風呂の度にお尻をチェックし 触ってニヤニヤする日々。
そして3か月が経った頃、今まで1週間はあった生理がぴったり3日で終わるようになりました。
※これはあくまでも私に起こった変化で誰しもがこうなるというわけではありませんが、数年来なかった生理が来るようになった。冷えからの不眠が解消された。など身体を緩めることで起きた変化をお客様から多数いただいています。
ふんぱん誕生
そんな変化を楽しんでいた2年前のある日、親友の歩ちゃんから
「"子宮委員長はるちゃん"を呼んで、子宮や女性性のお話会をするから、
イベント販売用に可愛いふんどしぱんつを作って欲しい。
市販のは可愛くないし、 せっかく良いものだから、もっとたくさんの女性に知ってもらいたい」
と依頼され、型紙を書き起こし、大学時代からの親友あっちゃんに縫製を依頼し、試行錯誤の末に誕生したのが
”ふんどしぱんつ”「ふんぱん」です。
”ふんどしなんてダサい!”というイメージを覆し、女性のテンションが上がるシンプルで可愛いデザインが降りてきて、素材には、私も愛用していた赤ちゃんの肌着に使うダブルガーゼを使用したので、肌触りもとても良く、何とも言えない安心感。
カラーも、子宮の働きを活発にするといわれている赤、ピンクを始め、大人っぽい渋めの色など、厳選したバリエーションを揃えました。
実は、ダブルガーゼはベビー用に使われることが多いので、淡〜いピンクブルーイエローくらいしかなく、渋い色や濃い色を探すのがとっても大変だったんです。
で、そのイベントの時にはるちゃんから
『価格を上げてくれたらうちのサロンでも販売したい』
と言ってもらい、値段を上げることにものすご〜くドキドキしながら現在の価格に設定。
彼女が値段を上げてと言った理由は、
「今まで、安くしすぎて造ることがしんどくなってやめてしまって、買えなくなってしまったお気に入りのものがたくさんあるから。
ちゃんと利益を取って作り続けてほしい。買えなくなるのはイヤだ」
でした。
その言葉を聞いてめちゃくちゃうれしかったことは今でも忘れられません。
そしてはるちゃんがブログ記事に載せてくれたことがきっかけで、 「ネットでも販売してほしい」とたくさんの方から要望を受け、「自由に歩く」という意味を持つフランス語
「Je marche librement ジェマーシュリブレモン」
の屋号をつけ、私とあっちゃんの2人でネット販売を始めることに。
2014年7月には、季節限定での草木染めの商品や、地元兵庫県西脇の特産である播州織のオーガニックコットンの取り扱いも始め、2015年7月、独立。
ふんどしパンツを知らない人にも勧めやすいように名前を変えた方がいいのではないか、という声をたくさんもらい、屋号の「Je marche librement 自由に歩く」から取った「Librement 自由」に商品名を変更。
2015年8月には「ブラカップ付きキャミソール 颯-Sou-」「ブラカップ付きタンクトップ 風-Fu-」を新たに加え、
2015年11月には神戸市より「神戸セレクション」に選定され、神戸ブランドに。
そして、今に至ります。
「Jemarchelibrementジェマーシュリブレモン」は
始まりからたくさんの人が関わって下さって、いまがあります。
その中の誰一人が欠けても成り立っていなかった。
今、たくさんの人のために、「ふんどしパンツ」は必要なものだから、きっと私は宇宙から ”ふんどしパンツ担当のうちの一人”に任命されたと思っています。
そうでないと説明がつかないミラクルな流れ、タイイミングと出会いと展開の連続。
全ての出会いに感謝して、引き続き任務を遂行していきたいと思っています。
Je marche librement 玉川 有希